株式会社 豊水設計は、7月6日(金)「新入社員」および現場に行く機会の少ない「作図担当者」を対象に現場研修会を実施しました。
この研修は平成28年度から3回目で、新入職員の「現場を知って、一日も早く会社の戦力になりたい」との提言から始まっております。
はじめの現場は昨年同様、余市町大川海岸で実施しました。ちょうど矢板の敷設中でしたが、民家が近いことから、圧入による施工を行っていました。現場では、設計の参考になるお話も聞くことが出来ました。福津組の土谷さん、ありがとうございました。
2番目は、廣井勇博士による小樽港の北防波堤を見学することが出来ました。
完成から110年以上経過していますが、それ以降に施工されたコンクリートよりしっかりした状態に見えました。
3番目は、小樽港マリーナです。遊休施設の貯木場を利用して作られました。
4番目の現場は、岩見沢市の幌向川右岸にあり、老朽化した樋門の改築現場で、当社が平成23年から実施設計を受注しました。工事は、平成25年に完了しております。
河川が増水して田んぼなどへの逆流を防ぐ目的の樋門ですが、足元には増水時の痕跡が確認できました。近年、台風などが多く、この樋門が大変役に立ったと思われます。
5番目は、札幌市清田区にある里塚大橋の現場でした。この橋は、当社が平成27年度に補修実施設計を受注し、その後、補修工事が行われました。
今回の現場研修の後、参加者からは、「想像で描いていた部分が、実際の現場に行くことで、深く理解できたと思います」「クレーンを使った迫力が有りつつ繊細な作業現場を見て、非常に感動しました」などの感想が述べられました。今後の業務のモチベーションアップに繋がるものと期待しております。