株式会社豊水設計は、6月24日(金)「新入社員」および現場に行く機会の少ない「設計補助職員」を対象に現場研修会を実施しました。
4月に行われた新入職員研修の中で、「現場を知って、一日も早く一人前のコンサル技術者になりたい」との思いから、現場研修会の提言がありました。
会社として、その熱い思いを受け、今回の研修を実施することに致しました。
はじめは余市町大川海岸で、北海道小樽建設管理部発注による津波・高潮対策のための護岸改良工事の現場でした。
普段設計しているものが、現物の型となっており、手に触れることができました。(感動・・・)
現場では、とても親切に対応していただき、今後、設計の参考になるお話も聞くことが出来ました。福津組の土谷さん、中村建設の境さん、ありがとうございました。
2番目の現場は、岩見沢市の幌向川右岸にあり、北海道札幌建設管理部の管理する排水樋門の現場でした。
老朽化した樋門の改築現場で、工事は平成25年に完了しております。
河川が増水して田んぼなどへの逆流を防ぐ目的の、とても立派な樋門でした。写真は、川表翼壁の説明を受けているところです。
足元には、増水時に溜まった泥が確認できました。その時は、樋門が大変役に立ったと思われます。
3番目は、札幌市厚別区にある厚幌橋の現場でした。
厚幌橋は、札幌市橋梁長寿命化計画に基づき、当社が、平成24年に補修実施設計を受注し、その後、補修工事が行われました。
普段、中々見ることのない橋の下面をじっくり観察することが出来ました。
最後は、札幌市東区のモエレ沼公園に架かる水郷西大橋の現場でした。
今後補修工事が行われる予定です。公園内の景観に配慮したデザインの橋であり、美観保持も大切な要素となっております。
今回の現場研修の後、参加者からは、
「3Dで想像しながら作図していましたが、実際の構造物に触れることが出来、紙面では感じられない高低差などを味わえました」
「構造物を設計するに当たり、現場でどの様に作っていくかを念頭に設計したいと思いました」
「是非是非、現場を見に行きたいと思っていましたので感動しました。」
などの感想が述べられました。
今後の業務のモチベーションアップに繋がるものと期待しております。