当社では、近年、岩手県での受注が増えていることから、その中のいくつかの現場を訪問し、研修と清掃活動を実施しました。
また、復興中の現場にて「復興ガイド・語り部」の方による「被災状況と復興の歩み」に耳を傾け、今後の復旧工事設計に向けた士気を高めました。
なお、5月26・27日と6月9・10日の2班に分かれて実施しました。
<壊滅した道の駅>
かつて、陸前高田市にある「道の駅」は、多くの人が訪れていましたが、津波の直撃で破壊され、多くの犠牲者を出しました。
<津波の直撃を受けた5階建公営住宅>
津波が来た4階までは完全にガラスが壊れているが、5階は被害が見られない。
4階から下の人は、無事に逃げられたのでしょうか?
<奇跡の一本松とその周辺>
陸前高田にある奇跡の一本松(レプリカ)隣りは破壊されたままの建物、向こうには新しく建設された巨大防潮堤が見えます。
<語り部ガイドさんの話に聞き入る社員>
「ガイドさんの説明に胸が締め付けられる思いでした」(陸前高田にて)
<献花台にて>
この後、献花台で献花し、全員で冥福を祈りました。お祈りの後、込み上げるものがあり、直ぐに立ち去ることが出来ませんでした。
<越喜来漁港にて>
当社受注現場である「越喜来漁港」で現場研修と清掃活動を実施しました。
その後、出来たばかりの巨大な避難施設を見学しました。
<砂鉄川現場にて>
次の日は、同じく当社受注現場である砂鉄川東山町松川地区にて現場研修と清掃活動を実施しました。
<マリンゲート塩釜にて>
最後の現場は、「みなとオアシス・マリンゲート塩釜」です。ここは、遊覧船ターミナルを中心としたレストランやお土産店などのある複合施設ですが、大津波により大きな被害を受けました。
被災直後の様子です
現在も改修工事が進められており、当社では、緊急時の津波ゲートの設計を受注しました。
2日間の現場研修の内容を簡単に紹介させて頂きました。
参加した社員からは、「実際に被災地を見て、現地の人の話を聞くことが出来ました。これからも被災地に寄り添えるように、受託した設計業務を頑張っていきたい」との声が聞かれました。